本日はUEFAチャンピオンズリーグのスポンサーである、日本の自動車メーカー「日産(Nissan)」によるスポンサーシップのアクティベーション事例をご紹介します。
日産はチャンピオンズリーグのスポンサーである権利を活用し、自らの自動車製品にも導入している「360度カメラ」のプロモーションを行いました。
まずは下記の動画をご覧ください。(角度を変えたり、指でスクロールすると画面が動きます。)
このプロモーションビデオは「Nissan Centre of Excitement」という題で制作されました。試合前のスターボールを振るあの演出、チャンピオンズリーグのファンならいつかは体験してみたいと思いますよね。この動画を見ればあの臨場感を少しでも味合うことができます。
ちなみにこの360度動画、先日ミラノのサンシーロで行われたチャンピオンズリーグ決勝戦、レアルマドリード対アトレティコマドリードの試合の現地の様子を映したものもあります。2時間と非常に長い動画ではありますが、もしよろしければご覧ください。
ブランド認知だけでなく、自社製品の優れた技術を伝えることを意図したプロモーション
今回のプロモーション、優れているのはブランド認知だけでなく、日産が力を入れている360度カメラをフル活用することで、自社持つ最先端の技術を宣伝することに成功しています。さらに、動画のコンテンツとしても、普段視聴者が立ち入る事のできない舞台を映し出す事で、コンテンツとしても非常に魅力的です。
通常、こういったスポンサー権利を活用したプロモーションビデオは数多く存在しますが、ここまで「技術」に焦点を当てたプロモーションビデオは多くないでしょう。そういった意味でも極めて秀逸なプロモーションです。
また、このプロモーション動画、#GetMilanoExcitedというハッシュタグを使ったチャンピオンズリーグ決勝戦自体のプロモーションも兼ねています。この点から見ても、UEFAと日産が互いの利益に適ったWin-Winなプロモーションです。
2014年にスポンサーになったばかりの日産ではありますが、世界中から注目を集めるビックコンテンツであるチャンピオンズリーグを活かして、今後も秀逸なプロモーションを仕掛け、世界に「Nissan」の名を轟かせてほしいと思います。